人とペットの共生食設計
ウェットフード&サプリメント
◇ドッグフードOEM開発
FANDDFでは、ドライ系フードの開発は行っておりません。ウェットフード専門で、クライアントが市場で差別化を図るためにドッグフードの惣菜化を目指しています。 当社特許出願技術に基づき、ドッグフードとしての販売はもちろん、食品としての販売も可能な仕様になっているのが特徴で、いわゆる「ヒューマングレード」フードとは明確に一線を画した開発ソリューションを提供しています。
私たちは、栄養学的な知見はもちろん、食材に対する知識、栄養バランス、犬の消化効率や代謝経路を踏まえた上で市場データとも融合させ、各クライアントのブランド戦略に合わせた製品を設計します。
~ドッグフード開発プロセス~
・【1st Step】ニーズの特定
クライアントのビジネスモデルと市場での立ち位置を理解し、ターゲットとする顧客群に合わせたペットフードの製品要件を明確にします。
・【2nd Step】栄養計画の策定
最新の科学的データを用いて、クライアントのニーズに合わせたペットフードの基礎設計を行います。市販のペットフードがカバーする一般的な栄養ニーズを基に、さらに特定のライフステージや一般的な健康サポートに焦点を当てたカスタマイズを提供します。
・【3rd Step】サンプル開発とテスト
初期サンプルの製造後、実際の犬によるテイスティングと栄養分析を行い、レシピの調整を重ねます。
・【4th Step】オリジナル/OEM製造
1パックから100kg前後の製造ロットに対応しているため、小ロット専門で製造も受託しています。製造は原則として希望のクライアントのみに対応しており、品質重視の観点から商品設計をご契約いただいたクライアント様にのみ提供しています。ペットフードの準OEM製造としても対応可能です。
・【5th Step】品質管理
食品衛生法上で規定される健康被害を出さないための厳格な品質管理プロセスを導入しています。これにより、高品質な製品の安全性と品質を確保し、賞味期限を設定しています。
私たちは、クライアントのビジネス目標を実現するために尽力します。当社では、費用対効果の高い無添加ドッグフード開発を実現し、より高品質で安全なペットフードを提供するよう心がけています。
◇犬専用サプリメント開発
ドッグフードは、基本的にサプリメントなしでは成り立ちません。要求された栄養素を満たすために数多くの肉や野菜などの原材料を必要とするため、非現実的な量を与えなければならないからです。
当社の犬専用サプリメントは、クライアントのオリジナルドッグフードに合わせて設計されており、製薬業界で採用されるほどの高い品質基準であるGMP対応工場で製造されています。これにより、製品の安全性と一貫した品質が保証されます。
もちろん、サプリメントはもとより、ドッグフード自体、当社では人間もが安全に食べられ、食品として販売できるように調整しています。
~設計アプローチ~
当社のアプローチは以下の三段階で構成されています。
・【1st Step】科学的研究に基づく製品開発
当社では、論文や発表されている研究データなどのペット栄養学の最新研究はもとより、当社独自が収集している各種検査データを基に、犬の消化効率や代謝経路まで考慮したドッグフード開発を行っています。使用する全ての原料は、無添加の高品質な食品素材を採用し、犬の全体的な健康をサポートします。
・【2nd Step】カスタマイズされた栄養ソリューション
各クライアントの具体的なニーズに基づき、個々のブランド戦略に沿ったカスタマイズされたサプリメントを提供しています。これにより、市場での独自のポジショニングとブランド価値の向上を実現します。
・【3rd Step】品質管理と評価
当社ではクライアントのオリジナルサプリメントに関しては、特に厳格に品質管理を行っており、医薬品製造で求められるGMP認定工場にて製造を行っています。GMP(Good Manufacturing Practice)は、製品の製造工程における一貫した品質と安全性を保証するための厳格な基準です。これにより、クライアントに高品質で信頼される製品を提供し、継続的なビジネスパートナーシップを築きます。
~目標とビジョン~
当社は、先端栄養科学と厳格な製造基準を活用して、クライアントとその顧客である愛犬の健康と幸福を最大限にサポートします。当社の専門知識と技術を活用し、費用対効果の高い無添加ドッグフード開発を通じて、品質と安全性を兼ね備えたペットフードを提供することを目指しています。
健康寿命の延伸としてのサプリメント
FANDDFは、犬の健康と長寿を支えるために、最先端の栄養学を駆使して犬専用サプリメントを開発しています。私たちは、犬の要求栄養量に応じたサプリメントを配合し、犬の生活の質的向上を目指しています。サプリメントには、愛犬の健康を支える多くの利点がありますが、個別の健康状態や生活環境に応じた「個別対応化」がとりわけ重要です。特に、高齢化に伴って長く付き合ってきた飼い主と愛犬には、既存の総合栄養食を変更することへの抵抗感があるため、既存のメインフードにサプリメントを添加する形で、愛犬の高齢化に伴う新たな栄養ニーズを満たすことが可能です。
◇FANDDFのサプリメント導入の特徴
FANDDFでは、クライアントのニーズに応じた柔軟な商品化が可能です。以下の5つの特徴に基づき、多様なご要望にお応えします。
【1】クライアントのニーズに応じて商品化
1)ペット専用品として提供 犬専用の製品設計・製造を行うことで、ペットの健康維持と特別な栄養サポートを実現します。既存品以外でも高齢犬や特定の栄養ニーズに対応した製品も設計可能しています。
2)飼い主とペットが共食できる商品設計も可能 FANDDFでは、飼い主様とペットが共に摂取できるサプリメントの提供も可能です。
3)厳格な衛生基準に対応(GMP完全対応) GMP認定工場で製造され、製薬業界基準の厳格な衛生管理のもとでの生産も承ることが可能です。犬も飼い主様も安心して摂取いただける高品質な製品を提供します。
【2】小ロット仕入れで販売可
規格品のFANDDFブランドでの販売なら5個~/アイテムの仕入れで販売可能です。
【3】自社ブランドでの販売も可能
当社既存品の、商品シールを替えることで、御社ブランド商品として販売可能です。
【4】既存品
既存品についてはこちらをご覧ください。
◇サプリメント設計の基本的方針
【1】現代の飼育環境と栄養不足への対応
現代の犬は、運動量の減少とそれに伴うストレス負荷や肥満問題に直面しています。室内飼育が増えたことで、これらの問題は顕著になりました。これら諸問題に対応した商品設計が必要です。
【2】長寿化への対応
医療技術の進歩と飼い主の意識の高まりにより犬の平均寿命が延び、高齢犬特有の健康問題が増えており、これに対応したサプリメントの設計が求められています。
【3】適切な栄養AAFCO2016の栄養基準の限界への対応
AAFCO2016の栄養基準は、ドッグフードの基本的な栄養要件を満たしていますが、全ての犬の健康ニーズを満たすわけではありません。特に、特定のライフステージや健康状態に応じたカスタマイズが必要な場合には、サプリメントが不可欠です。
【4】適切な栄養配合の実現
犬には、体内で生成できない必須アミノ酸と生成可能な非必須アミノ酸があります。サプリメントで補う必要があるのは主に必須アミノ酸ですが、必須アミノ酸同士を安易に同時配合すると競合吸収が発生し深刻な健康被害を及ぼす可能性があります。サプリメントの配合には専門的な知識と犬の代謝経路を把握しておく必要があるのです。
例:トリプトファンとメチオニン
トリプトファンは犬の行動や心理状態に影響を与えるサプリメントで、行動変化やうつ症状対策のため使用されるサプリメントです。一方でメチオニンは重要な抗酸化物質であり、硫黄を含むアミノ酸として、多くの代謝反応に関与しています。一般的には肝臓の解毒作用や皮膚・爪の健康維持のため必要な栄養素といわれています。いずれも犬の身体にはよい栄養素なのですが、同時摂取した場合、これらは小腸内で同じ輸送システムを使用して体内に送り込まれることになるため、高濃度な成分同士が競合し、必要な栄養素量を輸送できなくなってしまいます。結果、吸収効率が低下し、栄養素不足による深刻な健康被害が及ぶ可能性があるのです。
◇なぜ犬専用サプリメントが必要なのか?
20年、30年前と違って、なぜサプリメントの重要性が叫ばれているのかを理解するには、犬の生活環境の劇的な変化を理解することが大切です。ポイントは「屋内飼育率の上昇」と「医療技術の発達」です。以下がその主な理由と考えています。
【理由1】活動量の減少と肥満問題
屋内飼育率の上昇に伴い、犬の健康維持に問題が顕在化することが多くなってきました。衣食住の環境が変われば、それに伴う健康問題も変わってきますので、現代では犬にサプリメントが必要なのです。
【理由2】医療技術の発展に伴う科学的根拠の充実
一昔前まで認識されなかった各種成分が、実は犬にとって必要な栄養素であることがわかってきています。例えば、グルコサミンとコンドロイチンが関節の健康に有益であると広く認識されるようになったのは、1990年代に入ってからです。NMNに至っては、2010年に入ってからその効能が示されています。このように医療技術の向上や栄養学における知見の充実は日進月歩であり、犬の体内のメカニズムに関しても同様です。これまであまり目を向けられることのなかったサプリメントが注目されるのは当然です。
◇GMP認定工場がなぜ必要なのか?
当社の業務用サプリメントは、製薬業界で採用されるGMP(優良製造管理基準)対応工場で製造されています。当社では犬も人も安全安心に摂取できるサプリメントの確立を目指しています。それには、個々の栄養素過剰摂取などによる健康被害を発生させないことも大切ですが、一貫した品質の保持が前提となります。GMP認定工場では、医薬品製造の厳格な品質管理プロセスを明確にしているので、クライアントに信頼される高品質な製品を提供するためには必要なことと考えています。
このようなアプローチにより、私たちはオリジナル ドッグフード、オリジナル ペットフードの開発において、小ロットからでも高い柔軟性を持って対応することが可能です。さらに、無添加で安全なドッグフードの生産を通じて、クライアントのOEMニーズに応えることが可能です。これにより、クライアントは市場で独自の立ち位置を築くことができ、競争力を高めることが可能となります。
【費用対効果の最適化】
また、私たちは費用対効果を重視し、クライアントが投資した資金に対して最大限のリターンを得られるよう、製品開発を進めています。高品質なペットフードとサプリメントの開発には、適切な費用管理と効率的な生産プロセスが不可欠です。そのためには、小ロットでも対応可能なGMP認定工場での製造が欠かせません。当社はこの点においてもクライアントに安心を提供し、OEMニーズに応じた長期的なパートナーシップを築いています。
最終的に、FANDDFはペットの健康を第一に考え、科学的根拠に基づく製品開発を通じて、ペットフードとサプリメントの市場における革新を推進していきます。私たちの専門知識と技術を活用し、費用対効果の高い無添加ドッグフード開発を通じて、品質と安全性を兼ね備えたペットフードを提供することを目指しています。
規格品サプリのご案内
FANDDFの規格製品は、GMP認定工場で製造された高品質なサプリ素材を使用し、信頼性の高いプロセスで製品を提供しています。すべての商品は、厳格な衛生管理基準を満たした惣菜製造業の工場で犬専用サプリメントとして生産されており、安心・安全な商品作りに取り組んでいます。
さらに、ご要望に応じて飼い主様と愛犬が同じサプリメントを服用できる栄養補助食品としての製品対応も可能です。完全GMP対応による製造も承っておりますので、品質管理基準が求められる製品についても安心してご依頼いただけます。また、少ロット対応や自社ブランド展開も可能なため、御社のニーズに合わせた柔軟なご提案が可能です。お気軽にこちらからお問い合わせください。
◇サプリメント規格品
【Natural Age Care Pro NMN 5000/15000】
~商品概要~
中高年の犬が健康維持のために必要なNMNやオリゴ糖、ビタミンEといった栄養素を配合し、健康増進を目的とした多機能製品です。
~商品特徴~
小・中型犬、中・大型犬用それぞれに対応できるよう、容量を調整し、パッケージ化しました。小・中型犬用の場合、15gですが、これは、体重5kgの犬で、添付のスプーン1杯(約150mg)を毎日1回与えた場合、100日分に相当する量になります。
【Taurin Heart Care Pro 6200/18600】
~商品概要~
小型犬や高齢犬の健康維持を意識して商品設計したサプリメントです。タウリンや酪酸菌、オメガ3、マグネシウムといった各種栄養素を配合することで全身的な健康維持と増進を目的にしています。
~商品特徴~
小・中型犬、中・大型犬用それぞれに対応できるよう、容量を調整し、パッケージ化しました。小・中型犬用の場合、15gですが、これは、体重5kgの犬で、添付のスプーン1杯(約150mg)を毎日1回与えた場合、100日分に相当する量になります。
◇商品詳細
さらに詳しくお知りになりたい場合は、こちらから
商品設計と製造支援
FANDDFでは、無添加で高品質なオリジナルドッグフードとペットフードの開発、OEM製造、および販売支援を小ロットから対応するサービスを提供しています。
このようなきめ細かなサービス提供を実現するため、FANDDFでは、商品設計と製造委託契約を別に設定しております。
これにより、各クライアントに合わせたコスト効率の良いドッグフード・ペットフード開発と製造プロセスを実現しています。
◇商品設計:ビジョンを市場での成功へと導くために
【契約後の流れ】
【特徴】
▷商品開発コンセプトの策定
最も時間をかけています。他社とは一線を画す付加価値のある商品コンセプトを提案するため、クライアントの様々な経営資源の聞き取りと目標の理解に注力しています。その上で栄養学的アプローチと市場のニーズを融合させた独自案を立案し、提案します。この段階で、栄養計画概要も策定しています。
▷メニュー提案
更に市場分析とトレンドを深掘りし、消費者の好みや健康への配慮を反映させた製品内容の提案を行います。クライアントが商品に誇りを持ち、自信を持って市場に打ち出すことができる提案を行います。
▷開発ミーティング
合計3回実施するオンライン開発ミーティングには議事録を作成し、コミュニケーションを充実させるために、電話によるコミュニケーションも不定期に行っています。
▷サンプル製造
サンプル製造は、2回~5回は行っています。その内訳はサプリメント未配合と配合済の場合です。サプリメントの試作製造は、当社提携のGMP認定工場での手作り対応となります(別途御見積)。
▷商品規格書・製造工程表の作成・納品
製品の品質と安全性を保証するための詳細な商品規格書を作成し、いつでもクライアントが自社生産に対応できるよう、必要な各ステップの基準を明確にして製造工程表を作成し納品しています。
▷オプションによる柔軟な対応
実際の製品による試食テストや正確な栄養評価はもちろん、商品パッケージのご提案やデザイン作成にも対応しています。
◇製造支援:厳選されたクライアントへの専門的サポート
当社の製造サービスは、私たちと商品開発を行ったクライアントにオプションサービスとして限定して提供しています。商品開発から継続する形で、製造へとスムーズに移行し、クライアントのニーズに応じた最適な生産プロセスを実現します。
【契約の流れ】
【特徴】
▷製造プロセス
・当社では、ドッグフードの惣菜化を目指しているため、全商品食品として販売できるよう体制を整えています。
・当社の特許出願案件に基づき、製造を行っています(特願2022-177626)。
▷厳格な基準
設備基準はもちろん、品質管理基準もすべて食品衛生法に基づいていますので、「食品」として販売することができます。
【ご注意】
当社では、既存の商品仕様書・製造工程表がある場合の単独OEM製造は行っておりません。当社で開発を行ったプロジェクトに限り、製造サービスを提供しています。
製品の安全性確保と倫理への取り組み
FANDDFは、ドッグフード開発において製品の安全性を最優先に考え、併せて倫理的責任も重視しており、人間とペットが毎日安心して使用できる高品質なペットフード開発製品を提供することを目指しています。当社の規範は、以下の内容に準拠しています。
◇製品安全性と原材料の選定基準
当社のペットフード製品開発においては、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」および「食品衛生法」に準拠しており、これらの法律が求める基準を満たした、日本国内で認可された食品原材料のみを使用しています。また、当社特許出願技術に基づき、ドッグフードとしての販売はもちろん、食品としての販売も可能な仕様になっているのが特徴で、いわゆる「ヒューマングレード」とは異なる安全性を確保しています。
原材料は無添加にこだわっておりますが、その選定プロセスは、公的機関が提供する食品成分データベースや、内閣府の食品安全衛生委員会、厚生労働省、農林水産省、環境省などが公開する公的データを確認しつつ、さらに、各方面で発表されている論文データや自社が保有する研究データも加えながら総合的に分析し、原材料の採用の可否を決定しています。これにより原材料が健康被害を引き起こす可能性が最小限に抑えられるよう徹底的に精査しています。
特に新しい原材料の導入、新たに発表された研究データが示す潜在的なリスク、または特定のペットが特定の原材料に対して敏感反応を示す可能性がある場合には、これらの原材料に対して追加の試食テストを可能な限り実施することを義務付けています。さらに、オリジナル ドッグフードの開発においても、同様の厳格な基準に基づいて製品を設計しています。
◇試食テストの安全性と倫理的実施
「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」および「食品衛生法」に問題のない原材料を使用する場合でも、当該原材料が、ペットにおいて健康被害が起きる可能性があると当社で認識した場合、可能な限り試食テストを実施しています。その実施にあたっては、その前後において獣医師によるペットの健康診断を実施し、原材料による健康被害への影響がないことを確認しています。その際、愛玩犬の嗜好性や不快感の有無に関しては必ず確認しています。
試食テストの対象となる犬は、家庭で飼育されている愛玩犬に限定し、研究機関で使用されている実験犬は使用していません。犬が日常的に過ごしている飼育環境を維持することを最優先にしています。また、費用対効果を考慮したOEMでの小ロット生産においても、同様の試食テストを実施し、製品の安全性と品質を確認しています。
◇倫理的責任と動物愛護への取り組み
当社は「動物の愛護及び管理に関する法律」およびその他の関連法規を厳格に守り、動物の福祉を常に最優先に考慮しています。犬が心身ともに健康で快適に過ごせるよう、各愛玩犬の飼育環境の維持を最大限考慮しつつ、清潔かつ適切な飼育環境を提供しています。飼料の品質と栄養管理については、ペットフードの高品質を保つため、ペット栄養学の観点から組み立てを行い、健康に問題が発生した場合には、適宜、獣医師による診断を受けさせており、犬の健康を綿密に監視しています。