お知らせ・新着情報

2026 / 02 / 23  10:00

【お知らせ】FANDDFのペットフード開発業務範囲と「品質の伝え方」について

【お知らせ】FANDDFのペットフード開発業務範囲と「品質の伝え方」について

FANDDFでは、法令を遵守し、事業運営の透明性を確保することを基本方針としています。
弊所が提供しているのは、ペットフードおよび関連製品の設計支援です。具体的には、栄養バランス、原材料の組み立て、工程、表示などを「仕様」として整理し、商品化に耐える形にまとめています。

一方で、食品・ペットフードの分野では、届出や許可の意味や、言葉の印象と実際の管理体制が混同され、誤解が生まれることがあります。
そのため弊所では、弊所の役割(設計・仕様づくり)と、製造を担う主体(適法な許可・登録を有する製造事業者)を明確に分けて運用しています。

また弊所では、定義があいまいで誤解を招きやすい表現(いわゆる「ヒューマングレード」など)は原則として使用していません。
代わりに、原材料の規格書、製造手順(SOP)、ロット管理(トレーサビリティ)、検査結果、表示の根拠などの一次情報に基づき、品質と安全性を説明できる形に整えています。

案件の内容に応じて、製造事業者側の一次情報(許可・登録情報、衛生管理体制、原材料仕様書、検査成績など)を確認しながら、設計上の論点整理と助言を行います。

 

今後もFANDDFは、あいまいな表現に頼らず、説明できる品質再現できる設計を重視して支援してまいります。

FANDDF代表 藤崇一郎

2026 / 02 / 16  10:00

【ホテル/飲食店の方必見】「ペット可」は、もはや戦略ではない。――“次の生存条件”は?

【ホテル/飲食店の方必見】「ペット可」は、もはや戦略ではない。――“次の生存条件”は?

最近、相談の入り口が変わりました。
ホテルも、飲食も、そして商品開発も。

「ペット可にしたい」ではなく、
「家族として迎える前提で、どこまで整えればいいですか?」
——この質問が増えています。

要約(ポイント)

  • 「ペット可」は差別化ではなく、前提条件へ移行しつつあります。

  • 競争優位は“設備の追加”ではなく、**受入条件と運用手順(仕様・SOP)**の設計で決まります。

  • ホテル/飲食において、同質化の先で選ばれるのは「将来像→定義→仕様」に落とせた事業者です。


ITmediaでも、犬と泊まれるホテルが増え「ペットツーリズム」が広がっている、と整理されていました。
私はこれをブームではなく、競争のルールが変わった合図だと見ています。

なぜなら、「ペット可」は伸びれば伸びるほど、すぐに同じ顔になるからです。
設備を足す。メニューを足す。写真を並べる。
そして最後は、価格と広告とレビューの競争に吸い込まれやすい。

しかし——
飼い主が払っているのは、サービスや設備の“差分”だけではありません。
「この子と暮らす限られた時間の中で、この子と一緒に時間を共有するにふさわしいかどうか」
その安心に対して対価を支払っています。

だからこそ、飼い主にとって一番心に残るのは——
「限られた時間を安心して共有できる」という価値を、定義と仕様で示せる事業者です。


『ペットの家族化』とは何か

では——
あなたの事業にとって、『ペットの家族化』とは何でしょう。

私はこう定義しています。

家族化=「この子を将来どう生きてほしいか」という“将来像”を前提に、
店や施設が「どこまでを当たり前に引き受けるか」を決めること。

言い換えると、
「歓迎します」という気持ちではなく、線引きの意思決定です。

  • どこまで入れて、どこから先は入れないのか(動線・ゾーン)

  • 何をOKにして、何をNGにするのか(ルール)

  • もし起きたら、誰がどう対応するのか(運用)

そして、この価値観が最も明確に表れるのが「仕様」です。
たとえばペットフードのように毎日口に入るものは、将来像(健康・寿命・共生)の考え方が構造として表面化しやすく、ごまかしが利きにくい領域です。

単に設備の追加で差別化を図るよりも、
**将来像→定義→仕様(受入条件と運用手順)**へ落とし込んだ方が、再現性が高く、飼い主の意思決定に刺さりやすい。

ですからホテルや飲食で考えるべきは、
価値観を“設備”に乗せる前に、毎回ぶれない「受入条件と運用手順」を明確にすることではないでしょうか。


「伸びる条件が揃った」ことは読める

もちろん、ペットツーリズム“単独”の市場規模は、定義が揃いにくく推計が難しい領域です。
それでも、「伸びる条件が揃った」ことは、次の3点で十分に読めます。

  • 飼育の母数が大きい(需要の土台が厚い)

  • ペット関連総市場が拡大している(サービスも伸びる)

  • 自治体が同伴観光を施策化し始めている(供給が動く)

この条件が揃うほど参入は増え、「ペット可」は同質化します。
その先に来る淘汰は悪ではありません。
将来像に沿った定義を持ち、仕様に落とせた事業者が残る——それだけの話です。


「定義を仕様に落とす」と何が変わるか(ホテル/飲食)

では、「定義を仕様に落とす」と何が変わるのか。
ホテルと飲食でも、差が出るのは同じところです。

【ホテル】

  • 受入条件の明文化(しつけ/トイレ/予防/頭数などの条件と例外)

  • 同室・同席の設計(「同じ空間で過ごす」を成立させる動線と案内)

  • 清掃・臭気・備品の標準手順(SOP)(誰が回しても同品質)

  • 事故・破損・接触時の責任分界と同意(請求・対応・記録まで手順化)

【飲食店】

  • 同伴範囲の定義(店内/テラス/席区画/入店ルールの明示)

  • 衛生の運用仕様(器具分離・拭き上げ・清掃頻度・掲示=説明ではなく手順)

  • トラブル予防の基準(吠え/喧嘩/粗相/退店判断の線引き)

  • 情報設計(見つけやすさ)(「どこがOKか分からない」を解消する導線)

勝負は「優しさ」ではなく、摩擦を設計できるかです。

あなたの顧客は、ペットの将来像をどう描いていますか?
そしてあなたの事業は、その将来像を「ルール」と「仕様」(運用・サービス・フード等)に落とせていますか?


ご相談について

本稿の整理を、商品開発や受け入れ設計に落とし込みたい方は、当サイトのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
ホテル/飲食/商品開発いずれも、まずは「将来像→定義→仕様」の壁打ちから、構造として一緒に組み立てます。


参考情報(本稿作成の参照)

【起点記事】
ITmedia ビジネスオンライン
「なぜ、犬と泊まれるホテルが増えているのか 『ペットツーリズム』が広がり始めた背景」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2601/18/news002.html

【市場の伸び(総市場の方向性)】
矢野経済研究所(プレスリリース)
「ペットビジネスに関する調査を実施(2025年)」
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3906

【飼育実態(母数・状況の一次情報)】
一般社団法人ペットフード協会
「全国犬猫飼育実態調査(統計・資料)」
https://petfood.or.jp/data-chart/

一般社団法人ペットフード協会
「令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査 主要指標サマリー(PDF)」
https://petfood.or.jp/pdf/data/2025/3.pdf

【“施策・公式導線”としての例(自治体・地域の動き)】
鳥取県公式サイト(とりネット)
「ペットツーリズムによる観光振興」
https://www.pref.tottori.lg.jp/320068.htm

群馬県公式観光情報(群馬県観光公式ポータル)
「わん旅ぐんま|愛犬と過ごす、心ほどけるリトリート」
https://gunma-kanko.jp/with-pet

京都府亀岡市 公式サイト
「犬と暮らしやすいまち亀岡」
https://www.city.kameoka.kyoto.jp/site/wanwan/

2026 / 02 / 09  10:00

ペットフード開発に「レシピ」ではなく「仕様書」が必要な理由とは?

ペットフード開発に「レシピ」ではなく「仕様書」が必要な理由とは?

ペットフードの新規事業やOEM開発を検討される際、多くの方が「まずはレシピを作ればいい」と考えがちです。

しかし、飲食店や家庭の「レシピ」と、商品として流通させるための「仕様書」には、ビジネス上の大きな隔たりがあります。

FANDDFでは、お客様のブランドを守り、安定した品質で製造を行うために、単なる調理手順を超えた「商品仕様書」の作成を主軸としています。

 

1. 「レシピ」は個人の感覚、「仕様書」は共通の数値

レシピは「大さじ1杯」や「きつね色」といった主観的な表現が含まれますが、商品仕様書はすべてを数値化します。

・精密な計量:全原料を0.1g単位の配合比率(%)で固定。

・工程の数値化:中心温度や加熱時間、水分活性など、科学的な製造基準を策定。

これにより、10kgの小ロット製造でも、誰が作っても品質のブレを抑えやすくなります。

 

2. 「安全法」への対応とエビデンス(論拠)

犬・猫・うさぎ・マイクロ豚など、複数の動物種を想定する開発において、最も重要なのは「安全性」です。

・ペットフード安全法への適合:法に基づいた正確な原材料表示。

・無添加設計の根拠整理:原材料の由来まで遡ったデータ管理。

「仕様書」は、お客様が消費者に対して説明責任を果たすための、対外説明の根拠資料となります。

 

3. 事業を支える「原価と歩留まり」の管理

レシピでは見落とされがちな「調理による重量の変化(歩留まり)」を計算に入れ、精緻な原価算出を行います。

小ロットから始めるD2C事業でも、将来的な量産化やOEM移管を見据え、「事業の知的資産」として活用できる設計図を作成します。

 

プロの視点から商品化をサポート

私たちは、大切な家族である動物たちの健康を預かる製品を作っています。

「ただ作る」のではなく、「安全を仕組みとして提供する」ことが、開発のプロとしての責務です。

初めてのペットフード開発で不安な方も、弊所の「仕様書」があれば、そのまま製造現場の指示書として、また貴社の守るべき資産として安心してご活用いただけます。

「レシピ」ではなく「仕様書」から始めることで、後工程の手戻りを防ぎ、事業の成功率を高めましょう。

2026 / 02 / 02  10:00

【重要】不審なメールに関する注意喚起のお知らせ

【重要】不審なメールに関する注意喚起のお知らせ

 

現在、@fanddf.jp のメールアドレスを使用して、

「アカウントが無効です」「ログインしてください」「こちらから決裁してください」等の文言を含む不審なメールが届いていることを確認しています。

 

当方(FANDDF)から、メールのみでログイン操作やオンライン決済を促すことはありません。

記載されたリンクを開いたり、情報を入力しないようご注意ください。

 

FANDDF代表 藤 崇一郎

2026 / 01 / 30  10:00

既存レシピによる製造受託(製造のみOEM)に関するご案内

既存レシピによる製造受託(製造のみOEM)に関するご案内

平素よりお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。

弊所では、基本的に「商品設計(栄養設計・配合設計・工程設計・表示整合)を前提とした支援」を提供しており、弊所が設計していない既存レシピの継続製造(製造のみOEM)は原則としてお受けしておりません。

 

販売実績があったとしても、ペット栄養学上成立するかどうかは別問題であり、弊所として製造の前提である設計根拠を担保できないためです。

ただし、どうしても貴社レシピでの継続製造をご希望の場合は、**事前審査(有償)**のうえ、受託可否および条件を判断いたします。下記資料をご提示ください。

 

【ご提示いただく資料】

① 仕様書(配合、対象、想定給与量、表示案 等)

② 技術所見(安全域・成立性・表示整合の見立て 等)

※特に、技術所見の「設計根拠」については、引用文献および出典元の提示を必須とし、根拠(引用文献)は査読付き学術論文に限定いたします。

(獣医師作成の所見書であっても、引用文献は査読付き学術論文に限ります。)

根拠不明の見解のみでは精査ができないため、上記要件を満たさない場合は精査に着手できません。

 

弊所にて資料内容を精査の上、弊所方針および品質担保の観点から、受託可否ならびに受託条件を判断いたします。

なお、当該資料の精査は有償(精査費用が発生)となり、精査の結果、受託不可となる場合もございます

 

ご希望の進め方として、以下いずれかをご連絡ください。

① 弊所設計での再設計

② 貴社資料提示の上での有償精査

 

何卒よろしくお願い申し上げます。

FANDDF 代表 藤 崇一郎

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