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2024 / 05 / 06  20:01

犬の頭蓋骨の形状からオリジナルドッグフード設計に活用しています。

犬の頭蓋骨の形状からオリジナルドッグフード設計に活用しています。

犬の頭部…頭蓋骨の形状に基づいて犬種を分類する方法を「頭蓋形態学的分類」というのですが、その分類から犬の良くかかる病気を類推することが可能なのをご存じでしょうか?

この分類には主に三つのカテゴリーがあります。

短頭種(ブラキオセファリック)、中頭種(メソセファリック)、長頭種(ドリコセファリック)がそのカテゴリーなのですが、それぞれ特徴があります。

「長頭種」を例にあげてみましょう。

長頭種は頭が長く、鼻が細長いのが特徴で、ボルゾイやアフガン・ハウンド、ドーベルマンなどが分類されます。

彼らからは、頭蓋骨の形状はもちろん、目の特徴、鼻の形状、歯並び、呼吸器官など様々な共通点を見出すことができるのです。

これを色々と分析していくと、その独特な解剖学的特徴と遺伝的要因によって、特定の健康問題を抱えやすいということがわかります

長頭種の犬種は、長く細い鼻を持つことで、それが呼吸器系に影響を与え、狭い鼻腔や気道が呼吸困難を引き起こすことがあります。また、長頭種は通常、体がスリムで足が長く、これが運動能力に影響を与えることがありますが、同時に筋肉や骨格に過度の負担がかかりやすいのです。

こうした健康問題を少しでも解決するために、必要とされる栄養素をフードに取り入れ、オリジナルなドッグフードを開発する必要があるのです。

FANDDFでは、解剖学的観点からも、犬の健康維持や病気の防止のために必要な栄養素や食事の在り方を考察し、ドッグフードの改善に積極的に取り組んでいます。