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2025 / 09 / 03 09:00
🍐 梨と鶏むねのさっぱり煮 ~人も犬も一緒に、残暑をいたわる“共食レシピ”~

暦の上では秋。
まだ暑さの名残はあるものの、店先には梨やきのこなど秋の恵みが少しずつ並び始めています。
そんな季節におすすめしたいのが「梨」を使った一皿。
梨は水分と食物繊維が豊富で、夏の疲れをやさしく潤してくれる食材です。
鶏むね肉と合わせれば、低脂肪・高たんぱくのヘルシーメニューに。
人も犬も同じ食卓で楽しめる“共食”としてぴったりです。
📝 材料(ヒト2人+小型犬1頭〔5kg想定〕分)
鶏むね肉(皮なし)150g … 約35%
👉 犬取り分:10〜15g
梨(皮をむき角切り)180g … 約42%
👉 犬取り分:25g前後
にんじん 50g(細かくカット) … 約12%
👉 犬取り分:7〜8g
小松菜 50g(下ゆで・刻む) … 約11%
👉 犬取り分:7〜8g
水 300ml
(固形総量=約430gとしての比率)
🍳 作り方
◇共通下ごしらえ
・鶏むね肉:皮を除き、熱湯でさっと湯通しして余分な脂を落とす。
・にんじん:細かくカットし、熱湯で約8分下ゆで。
・小松菜:下ゆで後に流水で冷やし、水気を絞って刻み、シュウ酸を減らす。
・梨:皮をむき、小さめに角切り。
◇煮る手順
・鍋に水・鶏むね肉・にんじんを入れて弱火で10分ほど煮る。
・梨を加え、さらに5分煮る。
・火を止める直前に小松菜を加えてさっと火を通す。
🐾 犬用の取り分け
・無塩のまま、具材は細かく刻むか一部つぶす。
・スープを多めにして消化を助ける。
・初めて与える場合はごく少量から。
👩🍳 人用アレンジ
・犬用を取り分けた後に、出汁+少量の薄口しょうゆで調える。
・生姜やすだちを添えると爽やかに。
💡 栄養管理の補足
このレシピは「高たんぱく+低脂肪+食物繊維」で残暑の疲れや消化サポートには役立ちます。
ただし、総合栄養食の基準(AAFCO成犬用)を満たすものではありません。脂質や必須脂肪酸、カルシウム、ビタミンD/Eなどが不足します。
👉 あくまで補完食として、主食(総合栄養食)をベースに、週2〜3回・少量を“季節の共食メニュー”として取り入れるのが安心です。
🐾 与え方ガイド
・初回は少量から(取り分けの半量程度)。軟便や嘔吐が出たら中止し、医療機関へ。
👉 特に普段、カリカリ(ドライフード)しか摂取しない子は要注意!想定量の1/5くらいのごく少量から与えて、体調を見ながら調整してください。
・梨の種や芯はNG。
・塩・油は人用のみ。犬用は無塩・無脂が鉄則。
※継続的に取り入れるなら、別日に青魚や良質な脂質を加えて、必須脂肪酸バランスを補うとより安心。
📝 脚注:AAFCOとは?
AAFCO(米国飼料検査官協会)は、ペットフードの栄養基準を策定している団体です。
「総合栄養食」とは、この基準を満たすことでそのフードと水だけで犬や猫の健康維持が可能とされる食品のこと。
日本のペットフードも多くがこの基準を参考に設計されています。
今回のレシピは栄養的に良い補完食ではありますが、総合栄養食ではありません。
共食を楽しみつつ、毎日のごはんは総合栄養食を基本にしましょう。
※画像は藤監修のもとAI生成